フルサト・マルカホールディングス里山保全活動背景

里山保全活動
UNISOLの里プロジェクト

第3回活動報告

2024.07.13

7月13日(土)に「UNISOLの里プロジェクト」第3回目の活動を実施しました。

今回は、午前中に「根笹刈り」を、午後は「マウンドづくり」と「縦穴づくり」を実施しました。

 

10:00 参加者17名が集合。

講師の鶴田さん(NPO法人樹木・環境ネットワーク協会)より、

今日の体験内容を紹介いただきます。

 

10:15 ユニソルの森に広がる根笹を刈りに向かいます。

 

10:30 根笹が広がるエリアに到着です。

今回は、鋸鎌を使って作業を行います!

 

<作業内容>

①笹は膝丈くらいの高さまで切り取り、地面に陽光が届くようにする

②刈払機を使って風の通り道を作る

③刈り取った笹は小さくまとめて、地面に置いておく(その場で分解され土に戻る)

 

1時間ほどの作業で、根笹に覆われていたエリア全体がスッキリと見渡せるようになり

風通しの良い環境に生まれ変わりました!

 

 

13:00 昼食休憩を挟んで、「マウンドづくり」と「縦穴づくり」に挑戦です。

ユニソルの森では、今後継続的に土壌改良に取り組んでいきますが、

今回は「降った雨がその場に浸透し、微生物が活性化して豊かな土壌を作る方法」として、

まずはマウンド作りを体験しました。

 

<作業手順>

①地面を水平にならし、あちこちに20㎝間隔で穴をあける

②できた穴に燻炭と長い枝、落ち葉を入れる

③地面に粗朶柵を作る(1m幅×50㎝奥行程度)

④ ①~③の作業を上部の地面でも実施し、マウンドを2段構造にする

⑤最後にマウンド全体に燻炭を撒き、その上に落ち葉を被せる

時間の経過によって、しっとりとしたマウンドが形成され、全体に菌糸が発生し落ち葉が風で

飛ばなくなります。今回主な材料として、燻炭と落ち葉などの有機物を使いましたが、

これらが微生物の住処と餌の役割を果たすようになります。

 

13:45 「縦穴づくり」です。

マウンドの近くにダブルスコップを使って深めの縦穴を掘ります(深さ50~60㎝、直径20㎝)。

そこに、燻炭・枝・落ち葉を隙間がないように詰め込んでいくと、

この縦穴が水の浸透の中心部となり、周りの土中環境を良い方向に導きます。

参加メンバーもチームに分かれて、「マウンドづくり」と「縦穴づくり」を体験しました!

 

作業の途中では、サワガニを見つけました!  

 

14:30 活動終了。みなさんお疲れ様でした! 

夏らしい暑さの中での作業でしたが、今回も里山保全体験を通して爽やかな気持ちと

達成感を味わうことができました。

 

 

次回8月の活動では、ロープワーク(里山管理で使われる結び方の習得等)を実施する予定です!

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フルサト・マルカホールディングス里山保全活動レポート